RANAわあるど

日々感じたことを綴る

摂食障害について

 

私は今大学生の身なのですが、浪人時に摂食障害を患いました。

病院で特別「あなたは摂食障害です。」と言われたわけではないのですが、

今思えばあの頃の症状はまさに摂食障害だったのでは?と思っています。

 

太ることに対する異常なまでの恐怖。

毎日体重計に乗っては一喜一憂していた気がする。

摂食障害、私の場合は拒食症になったのは2年前の浪人時。

浪人が決まった3月、体重は47kgだった。

 

この時から勉強だけでなく、

すべてのことに関して“自分に厳しくしなければならない”そう思ってました。

自分に甘すぎる。自律しなければと。体重も増えることがあってはならない。

 

夏になって第2回の模試の結果が返ってきたときのこと。

全然成績が伸びていない。センター8割に届いていない。

第1回の時はA判定だったのに...まずい。まずい、まずい……。

3階の自習室で一人「どうしよう、どうしよう...」と涙ぐんだ記憶があります。

 

 

7月、夏休みになった頃からストレスでおかしくなっていきました。

 

隣の人の書く時のカツカツと机とシャーペンがぶつかる音、咳、貧乏ゆすり。

音には本当に悩まされました(今も大いに悩まされていますが)。

隣の人が下敷きを引いていないと書く音が刺さるように私の耳に届き、イライラが止まらず、勉強に集中するどころではなく、殺意がわくほどでした。

 

勉強したいのに、と、悔しくてたまりませんでした。

インターネットで評判だった耳栓なんかを何種類も買ったりしましたが

私の敏感な耳には無意味でした。

塾のチューターにも相談しましたが何の対応もしてくれませんでした。

本当に悔しかった。自習室は席が毎度指定されていました。勇気を出して、「こいつおかしいんじゃないか?」と思われても仕方がないと思いつつ、自習室の監督に何度も席を代えてもらいました。

でも、いい席になかなか巡り合えず、悔しくて、悔しくて、

大根と玉ねぎを本当に油で炒めただけのご飯を夕方に食べながら涙した日もありました。ストレスで食べ物がのどを通りませんでした。空腹も頭を使っているときは感じませんでした。

 

何で悔しいのか?それは勉強して成績を伸ばしたいのに、周りにそれを害されるから。

ろくに勉強に向き合えていない人に、本気で向き合いたい自分を妨害されているから...

この時はそう思っていました。悔しくて仕方なかった。

いっそ死んでしまいたいと思ってました。

塾の行き帰りの道で車に退かれたい、交通事故にあって死んでしまいたいと毎日のように思っていました。

だれか殺してはくれないかと。

 

食事は、毎日朝大根だけをいれた味噌汁みたいなものと豆腐1丁、昼は何も食べず、夜は鮭一匹の半分を食べて寝る。

そんな感じでした。親とは一日に一言会話をするかしないかでした。

 

そもそも、この時期からまともに会話ができませんでした。話しかけられても何と答えたらいいかわからず、もごつき、何も返答できませんでした。うん、いいえ、しか発せませんでした。

夜塾から家に帰る時、帰ったことを気づかれないようにできるだけ音を立てずに玄関のドアを開け、自分の部屋にこもっていました。

 

 

そんなことをしていたら、秋になって体重は41kgになっていました。

身長が161cmの私には41kgは低体重でした。

お尻が痛くて椅子に座ること自体苦痛でした。毎日塾に通うのに自転車に乗ることも苦痛でmできる限りたち漕ぎや歩いていました。

寝る時も背骨が床にあたって痛いので下に毛布を何枚か重ねてその上に寝ていました。

本当に異常だったなあ。

でも、痩せていたことが自分が自分に厳しくできているということの体現をしていたのです。

だから、痩せている自分が好きだった。嬉しくて変な恍惚感さえあったのです。

達成感もありました。成績は思うようにいかずとも、体重だけは低くなる一方で、嬉しかった。

あのとき、どうだったっけ。

あばら骨がごりごりに見えていたので、お風呂に入るときに自分の身体を見るのが怖くてお風呂に入るのは3日に1回くらいでした。あとお風呂に入ると髪が凄い抜けるからっていうのもあった。

 

食事も、まともに(?)魚一匹とかを食べると、本当に胃が燃えるように熱くなるのを感じた。普段”もの”を食べていたかったから、たまに食料を胃に入れると体が頑張って吸収しようと活発に動いてたんだろうね。

食べ物を食べ、ほんとうにお腹が燃えるように熱くなったのを感じたときは、

「ああ、身体は生きたいんだなあ」

とそう思いました。

 

 

なんだかんだで冬の終盤で成績が伸びて、

受験期に忙しくしてたら体重は47kgとかに戻っていました。

無事私立も、志望していた国立大にも合格したので、

自己肯定感が生まれたのか、体重増えた、太った、まずいか...でもまあいいか。と少し考えられるようにはなったのです。

 

……………

 

今も体重が増えることに対する恐怖感がかなりあります。

炭水化物は未だに食べられません。

白米、パンはここ2年間まともに口にしたことはないです。

今も戻れることなら41kgの自分に戻りたいとさえ思います。

最近になって「まずは45kgまで落とす!」という目標を掲げたくらいですから、浪人時に経験したことを反省していません。

 

とりあえず今日はここまで。

なにか聞きたいこと、疑問点等あれば気軽にコメントしていってくださいね。

それじゃあまた。